bg-0
lumine-flag
#スチームパンク#過度な開発#機械身体#華やかな都市#貧富の差
divider
lumine-thumbnail-1
近日公開予定です。

蒸気機関が高度に発達し、産業革命を成し遂げた世界。真鍮色の金属で煌めく機械で満ちた都市群が印象的である。 精密に噛み合う歯車のごとく、どこ一つ狂いのない完璧さを追求する職人たちの世界である一方で、常に新たな発明を夢見る奇人たちの世界でもある。 太陽への信仰は存在せず、ただ人間の力のみを掲げ崇める世界。主たる象徴は歯車と上へと掲げられた拳であり、人の手によって成し遂げられた進歩を表している。

lumine-description-bg-1

ルミネの環境は、長年続けた機械装置の開発の影響により、年間を通して温暖で蒸し暑い気候が保たれているが、たまに大雨や大雪といった異常気象が発生することもある。 そのような悪天候が過ぎ去っても、都市で最も輝かしい部分である黄金色に煌めく高層ビルや住宅は色褪せることはないものの、目を転じれば油汚れの染み付いた裏通りや煤煙の立ち込める工場地帯が併存するという矛盾がみられる。 それだけではなく、無差別な開発を進めた余波として自然環境が保存された地域がほとんどなく、権力と富を握る者たちと貧しい人々との格差が著しいという暗い側面もいる。

lumine-description-bg-2

ルミネを統治するのは「十二人議会」と呼ばれる最高意思執行機関である。 初めにこの世界に国を建国した十二人の始祖の物語を基盤として体制を整えたもので、選出された十二人の市民代表によって構成されている。各階層の多様な意見を集約するための政治体制として知られている。 しかし、選出過程において賄賂をはじめとする様々な不正が行われているため、実際には議会の構成員が全て大富豪や著名な発明家などの既得権益層で占められており、公平な政治が行われていない状況にある。 これにより生じる問題も様々だが、解決にはまだかけ離れている様相を呈している。

lumine-description-bg-3

ルミネの住民たちは、総じて技術開発に執着する面が際立っている。昼夜を問わず働く労働者や風変わりな発明家が多く、特に身体の一部を機械に改造した人々の数が多い。 機械の身体は、普通にケガで失った部位を新しくする者もいるが、単に誇示や実験のために施す人も可也いる。人間の身体よりも機械の身体の方が効率的で優れているという認識が広まっている。 また、技術開発において実用性のみを追求するというよりも、派手なものを好む傾向がある。例えば義手を制作する際も、普通の手の大きさではなく巨大な手を作るといった具合である。

lumine-description-bg-4

ルミネのモンスターたちは、その大半がゴミ捨て場や金属処分場、あるいは何らかの不幸な家庭から生まれ出た。 壁に掛けられていた鏡や寝床に置かれていた人形に始まり、本来は人間の利便性のために作られた機械が暴走して暴れ回ったり、屑鉄が巨大な塊となって人の形を成したりする。 特異な点は、一部のモンスターから奇怪な「亡霊」の姿が観測されることである。また、どこかに伝わる物語を映し出したかのような、独特な外見を持つモンスターも多い。 さらに、あるモンスターは元々人間であったものの、身体を機械に改造し過ぎたために災難の影響を避けられず怪物化したという説まであり、背筋の凍るような雰囲気を醸し出している。