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#氷河期#氷の山#野性的#強靭な#骨と皮
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近日公開予定です。

圧倒的な自然の力は人類の命を脅かすと同時に、生きる場となり、他に比べようのない壮大な美しさを誇っている。 そのような自然と共に生きる人々の世界、それがメディエタである。

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氷河期を思わせる過酷な気候に、岩壁や氷の山、氷河、洞窟など、厳しい自然環境が特徴的だ。 年がら年中吹雪に見舞われており、晴れた日は一年のうちわずかな期間に限られたものの、そんな快晴の日にはオーロラのような美しい天体現象を観測できることもある。 高木が育ちにくく、草木が生い茂る森林のような地形は存在しないが、一年のうちごく短い期間だけ気温が上昇し、地面が露出して植物が育つ時期がある。 メディエタではこの時期を「狩猟期」と呼び、次の狩猟期までの食糧を確保するための狩りや採集が盛んに行われる。 しかし黒い太陽の災厄以降、この時期は空腹を満たすためにその姿を現すモンスターと遭遇する危険な期間ともなっている。

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メディエタの人々は、皆が身体のどこかに動物に似た部位を持つのが特徴だ。耳や尻尾、角、爪、歯などその形は様々で、これらの部位が大きくて美しいほど誇りとされている。 部位によっては、爪や角を武器として活用する者もいる。また、彼らは生まれながらに寒さに強い体質と強靭な肉体を持ち合わせており、中には自然の力を操って呪術を扱う者もいる。 呪術的な信念を込めて体に特殊な文様を描くのも特徴的だ。この文様は強さを誇示するためのものであったり、お守りのような役割を果たしたりする。 過酷な環境での狩猟生活には肉体の強さが重要であるため、「強き者」こそが皆の憧れる人物像であり、そういうものこそ大きな影響力を持つ。 そのせいか、時として比較的強くない者たちは、自分を恥ずかしがることもある。

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彼らは小規模な部族単位で移動生活をするため、大きな都市や国家という概念は存在しない。住居は動物の骨や木、皮革を用いた天幕の形態で、家畜としてはトナカイを食用や乗り物として愛用している。 主に年長者がリーダーとして敬われ、狩猟を担う狩人、部族を守護する守護者、部族の最高位の呪術者である祭司などと役割が分かれている。 この三つの役割以外にも、物作りや家畜の世話係りなど、部族内での役割分担がはっきりしており、共同体意識が強いため部族を離れる者は極めて少ない。 事実上、共同体なしでは一人で生き残ることが非常に困難な環境であるため、犯罪者に下す最も過酷な処罰は部族からの追放だとも言われている。 太陽そのものを神として崇拝する信仰が広まっている。各部族の祭司たちは定期的に獲物を供物として捧げ、狩りの成功と部族の平安を祈る。 しかし、黒い太陽の事件以降は、信仰そのものに懐疑的な者も現れ始めている。

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メディエタでは人類だけでなく様々な動物たちも環境に適応して生きていたのだが、黒い太陽の事件以降に広がった混沌エネルギーがこれらの動物たちに影響を及ぼし、モンスターに変貌してしまった。 体が大きく力の強いもの、小さく敏捷なもの、海と陸を行き来できるようになった海洋生物など、実に多種多様な生物が互いに怪異な姿で混ざり合ったような形態のモンスターが大半を占めており、一部のモンスターは混沌エネルギーに汚染され過ぎたせいか、体から混沌クリスタルが生えている形も時々目撃されている。